説明

修飾型エリスロポエチンポリペプチド及びこの治療用用途

修飾型エリスロポエチン(EPO)ポリペプチド及び他の修飾型治療用ポリペプチドが提供される。EPOポリペプチド及び他の修飾型治療用ポリペプチドは、それぞれ対応する未修飾型EPOポリペプチド及び他の未修飾型治療用ポリペプチドとは異なる物理的特性及び活性を示す。また、これらのポリペプチドを暗号化する核酸分子が提供される。さらに、前記ポリペプチドを用いた治療及び診断方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤学的に許容可能なビヒクル内に修飾型治療用ポリペプチドまたはそのポリペプチドの活性断片を含む薬剤組成物であって、
未修飾型治療用ポリペプチドは少なくとも一つの糖化部位を含み、前記糖化は未修飾型治療用ポリペプチドの治療活性に必要であり、
修飾型治療用ポリペプチドは:
(i)未修飾型治療用ポリペプチドと比べて1以上のアミノ酸置換、挿入及び/または欠失を含み、
(ii)1以上のアミノ酸置換、挿入及び/または欠失により、未修飾型治療用ポリペプチドと比べて、タンパク質分解に対する増強された抵抗性を示し、
(iii)糖化されず、且つ、治療活性を示し、
(iv)前記ポリペプチドが活性断片である場合、前記活性断片がタンパク質分解に対する抵抗性を増強させる修飾を含む、薬剤組成物。
【請求項2】
薬剤学的に許容可能なビヒクル内に修飾型治療用ポリペプチドまたはそのポリペプチドの活性断片を含む薬剤組成物であって、
未修飾型治療用ポリペプチドは少なくとも一つの糖化部位を含み、
修飾型治療用ポリペプチドは:
(i)未修飾型治療用ポリペプチドと比べて1以上のアミノ酸置換、挿入及び/または欠失を含み、
(ii)前記1以上のアミノ酸置換、挿入及び/または欠失により、未修飾型治療用ポリペプチドと比べて、タンパク質分解に対する増強された抵抗性を示し、
(iii)糖化されず、且つ、インターフェロン-αではなく、
(iv)前記ポリペプチドが活性断片である場合、前記活性断片がタンパク質分解に対する抵抗性を増強させる修飾を含む、薬剤組成物。
【請求項3】
前記修飾型治療用ポリペプチドまたはその断片が非天然糖化部位を導入する修飾をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の薬剤組成物。
【請求項4】
前記修飾型治療用ポリペプチドが全ての糖化部位を除去する1以上の修飾を含む、請求項1または請求項2に記載の薬剤組成物。
【請求項5】
前記修飾型治療用ポリペプチドが原核性宿主において産生されて糖化されないものである、請求項1または請求項2に記載の薬剤組成物。
【請求項6】
前記原核性宿主が大腸菌である、請求項5に記載の薬剤組成物。
【請求項7】
前記修飾型治療用ポリペプチドがサイトカインである、請求項1から請求項6のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項8】
前記治療用ポリペプチドが、エリスロポエチン(EPO)、インターロイキン−1β(IL−1)、インターロイキン−2(IL−2)、インターロイキン−3(IL−3)、インターロイキン−4(IL−4)、インターロイキン−5IL−5)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−9(IL−9)、インターフェロン−β(IFN−β)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、顆粒球・大食細胞コロニー刺激因子(GM−CSF)、大食細胞・コロニー刺激因子(M−CSF)、トロンボポエチン(TPO)、白血病抑制因子(LIF)、幹細胞因子(SCF)、オンコスタチンM(OSM)及び血管内皮成長因子(VEGF)からなる群より選択される、請求項1から請求項7のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項9】
前記修飾型治療用ポリペプチドが治療用ポリペプチドの前駆体の形態である、請求項1から請求項8のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項10】
前記修飾型治療用ポリペプチドが治療用ポリペプチドの成熟形態である、請求項1から請求項8のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項11】
前記修飾型治療用ポリペプチドがエリスロポエチン(EPO)ポリペプチドである、請求項1から請求項10のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項12】
前記治療用ポリペプチドはEPOであり、未修飾型ポリペプチドの成熟形態は、配列番号2または237に示されるアミノ酸配列を有するか、あるいは、配列番号2または237に示される配列を有するポリペプチドと少なくとも、または、少なくとも約60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくはそれ以上の配列同一性を有する対立遺伝子型、種間変異体、または他の変異体である、請求項11に記載の薬剤組成物。
【請求項13】
未修飾型EPOポリペプチドが配列番号227、228、309及び310のいずれかに示されるアミノ酸配列、その対立遺伝子型または種間変異体を含む、請求項12に記載の薬剤組成物。
【請求項14】
1以上のアミノ酸置換が、P2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7S、C7V、C7A、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、L12V、L12I、E13Q、E13H、E13N、R14H、R14Q、Y15H、Y15I、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、E18H、E18N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、C29S、C29V、C29A、C29I、C29T、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、K20Q、K20T、K20N、P42S、P42A、D43Q、D43H、D43N、K45Q、K45T、K45N、F48I、F48V、Y49H、Y49I、W51S、W51H、K52Q、K52T、K52N、R53H、R53Q、M54V、M54I、E55Q、E55H、E55N、E62Q、E62H、E62N、W64S、W64H、L67I、L67V、L69V、L69I、L70I、L70V、E72Q、E72H、E72N、L75V、L75I、R76H、R76Q、L80V、L80I、L81I、L81V、P87S、P87A、W88S、W88H、E89Q、E89H、E89N、P90S、P90A、L91I、L91V、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L102I、R103H、R103Q、L105I、L105V、L108I、L108V、L109I、L109V、R110H、R110Q、L112V、L112I、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117H、E117N、P121S、P121A、P122S、P122A、D123Q、D123H、D123N、P129S、P129A、L130V、L130I、R131H、R131Q、D136Q、D136H、D136N、F138I、F138V、R139H、R139Q、K140N、K140Q、L141I、L141V、F142I、F142V、R143H、R143Q、Y145H、Y145I、F148I、F148V、L149I、L149V、R150H、R150Q、K152Q、K152T、K152N、L153I、L153V、K154Q、K154T、K154N、L155V、L155I、Y156H、Y156I、E159Q、E159H、E159N、R162H、R162Q、D165Q、D165H、D165N、R166H及びR166Qからなる群より選択されるいずれかに対応する、請求項11から請求項13のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項15】
前記修飾型治療用ポリペプチドが、糖化を除去するために、1以上のN24、N38及びN83糖化部位におけるアミノ酸修飾をさらに含む、請求項14に記載の薬剤組成物。
【請求項16】
前記修飾がN24H、N38H及びN83Hからなる群より選択されるアミノ酸置換である、請求項15に記載の薬剤組成物。
【請求項17】
前記修飾がN24K、N38K及びN83Kからなる群より選択されるアミノ酸置換である、請求項15に記載の薬剤組成物。
【請求項18】
前記未修飾型EPOポリペプチドが160、161、162、163、164、165または166個のアミノ酸長を有する、請求項11から請求項17のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項19】
前記未修飾型EPOポリペプチドが配列番号2または237に示されるアミノ酸配列を含む、請求項11から請求項18のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項20】
前記修飾型治療用ポリペプチドが、修飾型治療用ポリペプチドと同じ条件下において未修飾型治療用ポリペプチドの1以上の活性を維持する、請求項1から請求項19のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項21】
前記修飾型治療用ポリペプチドが完全糖化型未修飾型治療用ポリペプチドの1以上の活性を維持する、請求項1から請求項20のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項22】
前記治療用ポリペプチドの1以上の活性が未修飾型治療用ポリペプチドと比べて増強された、請求項1から請求項21のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項23】
治療用ポリペプチドの1以上の活性が未修飾型治療用ポリペプチドと比べて減少された、請求項1から請求項21のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項24】
治療用ポリペプチドの活性部分または断片を含み、前記活性部分または断片は未修飾型治療用ポリペプチドの1以上の活性を維持し、未修飾型治療用ポリペプチドと比べて1以上のアミノ酸置換を含む、請求項20から請求項23のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項25】
修飾型治療用ポリペプチドがEPOポリペプチドであり、その活性が赤血球増殖、細胞生存促進及び組織損傷抑制からなる群より選択される、請求項1から請求項24のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項26】
修飾型治療用ポリペプチドが2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸修飾を含む、請求項1から請求項25のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項27】
修飾型治療用ポリペプチドが、血清、血液、唾液、消化液または試験管内の1以上のタンパク質分解酵素によるタンパク質分解に対して増強された抵抗性を示す、請求項1から請求項26のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項28】
1以上のタンパク質分解酵素が、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、アミノペプチダーゼ、ゼラチナーゼB、ゼラチナーゼA、α−キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼ、エンドプロテイナーゼArg−C、エンドプロテイナーゼAsp−N、エンドプロテイナーゼGlu−C、エンドプロテイナーゼLys−C、及びトリプシン、内腔ペプシン、微絨毛エンドペプチダーゼ、ジペプチジルペプチダーゼ、エンテロペプチダーゼ、ヒドロラーゼ、NS3、血液凝固因子Xa、グランザイムB、トロンビン、トリプシン、プラスミン、ウロキナーゼ、tPA及びPSAからなる群より選択される、請求項1から請求項27のいずれかに記載の薬剤組成物
【請求項29】
増強されたタンパク質分解酵素の抵抗性が、前記修飾型治療用ポリペプチドが経口投与されたとき、または、消化管内に存在するときに現れる、請求項1から請求項28のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項30】
前記修飾型治療用ポリペプチドが裸出型ポリペプチド鎖である、請求項1から請求項29のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項31】
前記修飾型治療用ポリペプチドがさらに修飾され、且つ、前記修飾は、カルボキシル化、水酸化、ハシル化、カルバミル化、硫化、リン酸化、アルブミン化、酸化またはポリエチレングリコール(PEG)残基への接合のいずれか1種以上である、請求項1から請求項30のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項32】
前記修飾型治療用ポリペプチドが、変化した免疫原性、糖化、カルボキシル化、水酸化、ハシル化、カルバミル化、硫化、リン酸化、アルブミン化、酸化、PEG化、または、変化した治療用ポリペプチドのタンパク質分解酵素抵抗性に寄与する1以上の付加的なアミノ酸修飾を含む、請求項1から請求項31のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項33】
未修飾型EPOポリペプチド、その対立遺伝子型、種間変異体、または活性断片における修飾を含む修飾型エリスロポエチン(EPO)ポリペプチドまたはその活性断片であって、
前記修飾は、配列番号2または237に示されるアミノ酸配列を有する成熟型EPOポリペプチド、配列番号2または237に示される配列を有するポリペプチドと少なくとも、または、少なくとも約60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくはそれ以上の配列同一性を有するその対立遺伝子型、種間変異体、または他の変異体における、K20Q及び/またはR139Hのアミノ酸置換に対応し、
前記活性断片が前記修飾を含む、修飾型EPOポリペプチドまたはその活性断片。
【請求項34】
K20QまたはR139Hが唯一の修飾である、請求項33に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項35】
アミノ酸置換、欠失及び/または挿入からなる群より選択される1以上のアミノ酸位置において1以上のさらなる修飾を含む、請求項33に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項36】
1以上のさらなる修飾が、2、3、4、5、7、8、10、12、13、14、15、16、17、18、20、21、23、29、31、35、37、42、43、45、48、49、51、52、53、54、62、64、67、69、70、72、75、76、80、81、87、88、89、90、91、93、96、97、102、103、105、108、109、110、112、116、117、121、122、123、129、130、131、136、138、139、140、141、142、143、145、148、149、150、152、153、154、155、156、159、162、165、及び166からなる群より選択されるアミノ酸位置にあり、前記アミノ酸位置は、配列番号2または237に示される配列を有する成熟型ヒトEPOポリペプチドにおいて位置を参照したものである、請求項35に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項37】
1以上のさらなる修飾は、P2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7S、C7V、C7A、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、L12V、L12I、E13Q、E13H、E13N、R14H、R14Q、Y15H、Y15I、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、E18H、E18N、K20Q、K20T、K20N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、C29S、C29V、C29A、C29I、C29T、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、P42S、P42A、D43Q、D43H、D43N、K45Q、K45T、K45N、F48I、F48V、Y49H、Y49I、W51S、W51H、K52Q、K52T、K52N、R53H、R53Q、M54V、M54I、E55Q、E55H、E55N、E62Q、E62H、E62N、W64S、W64H、L67I、L67V、L69V、L69I、L70I、L70V、E72Q、E72H、E72N、L75V、L75I、R76H、R76Q、L80V、L80I、L81I、L81V、P87S、P87A、W88S、W88H、E89Q、E89H、E89N、P90S、P90A、L91I、L91V、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L102I、R103H、R103Q、L105I、L105V、L108I、L108V、L109I、L109V、R110H、R110Q、L112V、L112I、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117H、E117N、P121S、P121A、P122S、P122A、D123Q、D123H、D123N、P129S、P129A、L130V、L130I、R131H、R131Q、D136Q、D136H、D136N、F138I、F138V、R139H、R139Q、K140N、K140Q、L141I、L141V、F142I、F142V、R143H、R143Q、Y145H、Y145I、F148I、F148V、L149I、L149V、R150H、R150Q、K152Q、K152T、K152N、L153I、L153V、K154Q、K154T、K154N、L155V、L155I、Y156H、Y156I、E159Q、E159H、E159N、R162H、R162Q、D165Q、D165H、D165N、R166H、及びR166Qのいずれか1以上からなる群より選択される1以上のアミノ酸置換である、請求項35または請求項36に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項38】
前記修飾型EPOにおけるアミノ酸置換が、R139H/R4H、R139H/L93I、R139H/K20Q、R139H/E159N、R139H/K52N、R139H/L153V、R139H/L93V、R139H/L80I、R139H/L93I、K20Q/L80I/R139H、K20Q/L93I/R139H、K20Q/L93V/R139H、R4H/K20Q/R139H/L80I、E159N/K20Q/R139H/L93I、K20Q/R139H/L153V、L153V/K20Q/R139H/L80I及びE159N/K20Q/R139H/L80Iからなる群より選択される、請求項35から請求項37のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項39】
糖化された、請求項33から請求項38のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項40】
1以上の天然糖化部位において脱糖化された、請求項33から請求項38のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項41】
原核性宿主において産生されてポリペプチドが糖化されない、請求項33から請求項40のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項42】
原核性宿主が大腸菌である、請求項41に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項43】
一つから全てまでの糖化部位を除去する1以上の修飾を含む、請求項33から請求項42のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項44】
前記糖化部位がO糖化部位である、請求項43に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項45】
前記糖化部位がS126である、請求項44に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項46】
前記糖化部位がN糖化部位である、請求項43に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項47】
前記糖化部位がN24、N38及びN83からなる群より選択される、請求項46に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項48】
前記修飾がN24H、N38H及びN83Hからなる群より選択される1以上のアミノ酸置換である、請求項47に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項49】
前記修飾がN24K、N38K及びN83Kからなる群より選択される1以上のアミノ酸置換である、請求項47に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項50】
前記アミノ酸置換がN38Hである、請求項48に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項51】
前記修飾型EPOポリペプチドが、N38H/R139H、N38H/R139H/R4H、N38H/R139H/L93I、N38H/R139H/K20Q、N38H/R139H/E159N、N38H/R139H/K52N、N38H/R139H/L153V及びN38H/N83H/R139Hからなる群より選択される、請求項50に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項52】
前記アミノ酸置換がN38H及びN83Hである、請求項48に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項53】
前記修飾型EPOポリペプチドが、K20Q/N38H/N83H/R139H、N38H/N83H/R139H/L93V、N38H/N83H/R139H/L80I、N38H/N83H/R139H/L93I、K20Q/N38H/L80I/N83H/R139H、K20Q/N38H/N83H/L93I/R139H、及びK20Q/N38H/N83H/L93V/R139Hからなる群より選択される、請求項52に記載の修飾型EPOポリペプチド
【請求項54】
アミノ酸置換がN24H、N38H及びN83Hである、請求項48に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項55】
修飾型EPOポリペプチドが、N24H/N38H/N83H/R139H/L80I、N24H/N38H/N83H/R139H/L93I、N24H/N38H/N83H/R139H/L93V、K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L80I、K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L93I、K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L93V、R4H/K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L80I、E159N/K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L93I、K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L153V、L153V/K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L80I及びE159N/K20Q/N24H/N38H/N83H/R139H/L80Iからなる群より選択される、請求項54に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項56】
A30N、H32T、P87V、W88N、及びP90Tからなる群より選択される1以上の付加的なアミノ酸修飾を含む、請求項33から請求項55のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項57】
未修飾型EPOポリペプチドにおいて1以上の修飾を含む修飾型エリスロポエチン(EPO)ポリペプチドまたはその活性断片であって、
前記1以上の修飾は、配列番号2または237に示されるアミノ酸配列を有する成熟型EPOポリペプチドにおける、または、配列番号2または237に示される配列を有するポリペプチドと少なくとも、または、少なくとも約60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくはそれ以上の配列同一性を有するその対立遺伝子型、種間変異体、または他の変異体における、P2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7V、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、L12V、L12I、E13H、E13N、R14H、Y15H、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、E18H、E18N、K20Q、K20T、K20N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、C29I、C29T、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、P42S、D43H、K45T、W51H、K52T、E62Q、E62H、E62N、W64S、W64H、L67I、L67V、L69V、L69I、L70I、L70V、L80V、L80I、L81I、L81V、P87A、W88S、W88H、E89Q、E89H、E89N、P90S、L91I、L91V、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L102I、L105I、L105V、L108I、L108V、L109I、L109V、R110H、R110Q、L112V、L112I、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117H、E117N、D123H、D136Q、D136H、D136N、R139H、R139Q、K140N、K140Q、L141I、L141V、R143H、R143Q、Y145H、F148I、L149I、L149V、R150H、K152Q、K152T、K152N、L153I、L153V、K154Q、K154N、L155V、L155I、Y156H、E159Q、E159H、E159N、D165H、R166H、及びR166Qからなる群より選択されるアミノ酸置換に対応するものである、修飾型EPOポリペプチドまたはその活性断片。
【請求項58】
1以上のアミノ酸修飾が、P2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7V、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、E13H、E13N、L16I、L16V、E18Q、E18H、E18N、K20Q、K20N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、P42S、D43H、K45T、K52T、E62Q、E62H、E62N、L69V、L70V、L80V、L81I、L81V、P87A、E89Q、E89H、E89N、P90S、L91I、L93V、L93I、D96Q、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L108I、L108V、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117N、D123H、D136Q、D136H、D136N、K140N、K140Q、F148I、E159Q、E159H、E159N、D165H、R166H、及びR166Qからなる群より選択される、請求項57に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項59】
1以上のアミノ酸修飾が、P3A、R4H、R4Q、R10H、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、K20Q、E21Q、E31Q、E37Q、K45T、K52T、L69I、L80I、P87A、E89Q、E89H、E89N、P90S、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、L105I、R110Q、K116Q、K116T、K116N、D123H、D136N、R139H、R139Q、R143H、R143Q、R150H、L153V、E159N、D165H、R166H、及びR166Qからなる群より選択される、請求項57または請求項58に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項60】
1以上のアミノ酸修飾が、P3A、L16I、L16V、L17I、K20Q、K45T、L80I、E89Q、E89H、P90S、L93I、D96Q、K116T、K116N、D136N、R139H、R139Q、R143H、R143Q、R150H、L153V、E159N、D165H、及びR166Hからなる群より選択される、請求項59に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項61】
1以上のアミノ酸修飾が、P3A、K20Q、L93I、D96Q、R139H、R139Q、R143Q、R150H、及びE159Nからなる群より選択される、請求項60に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項62】
1以上のアミノ酸修飾が、R4H、L16I、L16V、K20Q、L80I、P90S、L93I、D96Q、K116T、K116N、R139Q、D136N、R139H、R143Q、R143H、R150H、L153V、E159N、D165H、及びR166Hからなる群より選択される、請求項57または請求項58に記載の修飾型EPOポリペプチド
【請求項63】
1以上のアミノ酸修飾が、R4H、K20Q、L93I、D96Q、R139Q、R139H、R143Q、R150H、L153V及びE159Nからなる群より選択される、請求項62に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項64】
他のアミノ酸位置において1以上の付加的なアミノ酸修飾を含む、請求項57から請求項63のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項65】
1以上の付加的なアミノ酸修飾が、2、3、4、5、7、8、10、12、13、14、15、16、17、18、20、21、23、29、31、35、37、42、43、45、51、52、54、62、64、67、69、70、80、81、87、88、89、90、91、93、96、97、102、103、105、108、109、110、112、116、117、123、136、138、139、140、141、142、143、145、148、149、150、152、153、154、155、156、159、165、及び166からなる群より選択されるアミノ酸位置における修飾に対応し、前記アミノ酸位置は、配列番号2または237に示される配列を有する成熟型ヒトEPOポリペプチドにおいて位置を参照したものである、請求項64に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項66】
1以上の付加的なアミノ酸修飾が、P2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7S、C7V、C7A、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、L12V、L12I、E13Q、E13H、E13N、R14H、R14Q、Y15H、Y15I、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、E18H、E18N、K20Q、K20T、K20N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、C29S、C29V、C29A、C29I、C29T、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、P42S、P42A、D43H、K45T、W51S、W51H、K52T、M54V、M54I、E62Q、E62H、E62N、W64S、W64H、L67I、L67V、L69V、L69I、L70I、L70V、L80V、L80I、L81I、L81V、P87S、P87A、W88S、W88H、E89Q、E89H、E89N、P90S、P90A、L91I、L91V、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L102I、R103H、R103Q、L105I、L105V、L108I、L108V、L109I、L109V、R110H、R110Q、L112V、L112I、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117H、E117N、D123H、D136Q、D136H、D136N、F138I、F138V、R139H、R139Q、K140N、K140Q、L141I、L141V、F142I、F142V、R143H、R143Q、Y145H、Y145I、F148I、F148V、L149I、L149V、R150H、R150Q、K152Q、K152T、K152N、L153I、L153V、K154Q、K154T、K154N、L155V、L155I、Y156H、Y156I、E159Q、E159H、E159N、D165H、R166H、及びR166Qからなる群より選択される修飾に対応する、請求項64または請求項65に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項67】
未修飾型EPOポリペプチドにおいて2以上のアミノ酸修飾を含む修飾型エリスロポエチン(EPO)ポリペプチドまたはその活性断片であって、
前記2以上のアミノ酸修飾は、配列番号2または237に示される配列を有する成熟型EPOポリペプチドにおける、または、配列番号2または237に示される配列を有するポリペプチドと少なくとも、または、少なくとも約60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくはそれ以上の配列同一性を有するその対立遺伝子型、種間変異体、または他の変異体におけるP2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7S、C7V、C7A、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、L12V、L12I、E13Q、E13H、E13N、R14H、R14Q、Y15H、Y15I、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、E18H、E18N、K20Q、K20T、K20N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、C29S、C29V、C29A、C29I、C29T、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、P42S、P42A、D43H、K45T、W51S、W51H、K52T、M54V、M54I、E62Q、E62H、E62N、W64S、W64H、L67I、L67V、L69V、L69I、L70I、L70V、L80V、L80I、L81I、L81V、P87S、P87A、W88S、W88H、E89Q、E89H、E89N、P90S、P90A、L91I、L91V、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L102I、R103H、R103Q、L105I、L105V、L108I、L108V、L109I、L109V、R110H、R110Q、L112V、L112I、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117H、E117N、D123H、D136Q、D136H、D136N、F138I、F138V、R139H、R139Q、K140N、K140Q、L141I、L141V、F142I、F142V、R143H、R143Q、Y145H、Y145I、F148I、F148V、L149I、L149V、R150H、R150Q、K152Q、K152T、K152N、L153I、L153V、K154Q、K154T、K154N、L155V、L155I、Y156H、Y156I、E159Q、E159H、E159N、D165H、R166H、及びR166Qからなる群より選択されるアミノ酸置換に対応するものである、修飾型エリスロポエチン(EPO)ポリペプチドまたはその活性断片。
【請求項68】
前記EPOポリペプチドが、D43Q、D43N、K45Q、K45N、F48I、F48V、Y49H、Y49I、K52Q、K52N、R53H、R53Q、E55Q、E55N、E55H、E72Q、E72N、E72H、L75V、L75I、R76H、R76Q、P121S、P121A、P122S、P122A、D123Q、D123N、P129S、P129A、L130V、L130I、R131H、R131Q、R162H、R162Q、D165Q、及びD165Nからなる群より選択されるアミノ酸置換に対応する1以上の位置においてさらに修飾され、前記アミノ酸修飾及びその位置は、配列番号2または237に示される配列を有する成熟型ヒトEPOポリペプチドにおける位置を参照したものである、請求項57から請求項67のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項69】
さらなる修飾が、K45N、F48I、K52Q、K52N、D123N、L130I、R131Q、D165Q、及びD165Nからなる群より選択される、請求項68に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項70】
A30N、H32T、P87V、W88N及びP90Tからなる群より選択される1以上の付加的なアミノ酸修飾を含む、請求項57から請求項69のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項71】
糖化された、請求項57から請求項70のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項72】
1以上の天然糖化部位において脱糖化された、請求項57から請求項70のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項73】
原核性細胞から産生された、請求項57から請求項72のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項74】
原核性細胞が大腸菌である、請求項73に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項75】
一つから全てまでの糖化部位が除去される1以上の修飾を含む、請求項57から請求項74のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項76】
前記糖化部位がO糖化部位である、請求項75に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項77】
前記糖化部位がS126である、請求項76に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項78】
前記糖化部位がN糖化部位である、請求項75に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項79】
前記糖化部位がN24、N38及びN83からなる群より選択される、請求項78に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項80】
1以上の修飾がN24H、N38H及びN83Hからなる群より選択されるアミノ酸置換である、請求項79に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項81】
前記修飾がN24K、N38K及びN83Kからなる群より選択される1以上のアミノ酸置換である、請求項79に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項82】
前記修飾型治療用ポリペプチドと同じ条件下において産生された未修飾型治療用ポリペプチドの1以上の活性を維持する、請求項33から請求項81のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項83】
完全糖化型未修飾型治療用ポリペプチドの1以上の活性を維持する、請求項33から請求項82のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項84】
前記未修飾型EPOポリペプチドが166個のアミノ酸長を有する、請求項33から請求項83のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項85】
前記未修飾型EPOポリペプチドが配列番号2に示されるアミノ酸の配列を有する、請求項33から請求項84のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項86】
前記未修飾型EPOポリペプチドが160、161、162、163、164または165個のアミノ酸長を有する、請求項33から請求項83のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項87】
前記未修飾型EPOポリペプチドが165個のアミノ酸長を有する、請求項86に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項88】
前記未修飾型EPOポリペプチドが配列番号237に示されるアミノ酸配列を有する、請求項87に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項89】
配列番号3から201または配列番号247から272のいずれかに示されるアミノ酸配列を含む、請求項33から請求項88のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項90】
配列番号2に示される成熟型EPOポリペプチドの166位に対応するアミノ酸が修飾、置換、または欠失された、請求項33から請求項89のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項91】
前記未修飾型EPOポリペプチドが配列番号2または237に示されるポリペプチドの対立遺伝子型または種間変異体である、請求項33から請求項90のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項92】
前記未修飾型EPOポリペプチドが、配列番号2または237に示される配列を有するポリペプチドと少なくとも、または、少なくとも約60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくはそれ以上の配列同一性を有する対立遺伝子型、種間変異体または他の変異体である、請求項33から請求項90のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項93】
前記未修飾対立遺伝子型、種間変異体、または他の変異体が、配列番号202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、309または310のいずれかに示されるアミノ酸配列を有する、請求項92に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項94】
成熟ポリペプチドである、請求項33から請求項93のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項95】
前駆体ポリペプチドである、請求項33から請求項93のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項96】
シグナルペプチドを含む、請求項95に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項97】
シグナルペプチドが欠失された、請求項33から請求項95のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項98】
分泌される、請求項33から請求項97のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項99】
少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸修飾を含む、請求項33から請求項98のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項100】
タンパク質分解に対する増強された抵抗性が1次配列の修飾によるものである、請求項33から請求項99のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項101】
前記ポリペプチドが、血清、血液、唾液、消化液または試験管内の1以上のタンパク質分解酵素によるタンパク質分解に対する増強された抵抗性を示す、請求項100に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項102】
一つまたはそれ以上のタンパク質分解酵素が、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、アミノペプチダーゼ、ゼラチナーゼB、ゼラチナーゼA、α−キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼ、エンドプロテイナーゼArg−C、エンドプロテイナーゼAsp−N、エンドプロテイナーゼGlu−C、エンドプロテイナーゼLys−C、及びトリプシン、内腔ペプシン、微絨毛エンドペプチダーゼ、ジペプチジルペプチダーゼ、エンテロペプチダーゼ及びヒドロラーゼ、NS3、血液凝固因子Xa、グランザイムB、トロンビン、トリプシン、プラスミン、ウロキナーゼ、tPA及びPSAからなる群より選択される、請求項101に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項103】
前記増強されたタンパク質分解酵素の抵抗性が、前記修飾型治療用ポリペプチドが経口投与されたとき、または、消化管内に存在するときに現れる、請求項100から請求項102のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項104】
裸出型ポリペプチド鎖である、請求項33から請求項103のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項105】
EPOポリペプチドがさらに修飾され、且つ、その修飾が、カルボキシル化、水酸化、ハシル化、カルバミル化、硫化、リン酸化、アルブミン化、酸化、またはポリエチレングリコール(PEG)残基への接合のいずれか1種以上である、請求項33から請求項103のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項106】
EPOポリペプチドが糖化によりさらに修飾される、請求項33から請求項103のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項107】
前記ポリペプチドが、変化した免疫原性、糖化、カルボキシル化、水酸化、ハシル化、カルバミル化、硫化、リン酸化、アルブミン化、酸化、PEG化、または修飾型EPOポリペプチドのタンパク質分解酵素抵抗性に寄与する1以上の付加的なアミノ酸修飾を含む、請求項33から請求項105のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項108】
一つまたはそれ以上の付加的なアミノ酸修飾がポリペプチドの非天然糖化部位に付加される、請求項107に記載の修飾型EPOポリペプチド
【請求項109】
1以上の付加的なアミノ酸修飾が天然アミノ酸、非天然アミノ酸、及び天然アミノ酸と天然アミノ酸との組み合わせからなる群より選択される、請求項107または請求項108に記載の修飾型治療用ポリペプチドまたは修飾型EPOポリペプチド。
【請求項110】
EPOポリペプチドの炭水化物含量が修飾された、請求項33から請求項109のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項111】
前記修飾型EPOポリペプチドが1以上の非天然糖化部位において糖化された、請求項110に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項112】
EPOポリペプチド当たりのシアル酸残基の数がさらに修飾された、請求項110または請求項111に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項113】
未修飾型EPOポリペプチドの1以上の活性を維持する、請求項33から請求項112のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項114】
EPOポリペプチドの1以上の活性が未修飾型EPOポリペプチドと比べて増強された、請求項113に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項115】
EPOポリペプチドの1以上の活性が未修飾型EPOポリペプチドと比べて減少された、請求項113に記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項116】
EPOポリペプチドの活性部分または断片を含み、前記活性部分または断片が未修飾型EPOポリペプチドの1以上の活性を維持し、未修飾型EPOポリペプチドと比べて1以上のアミノ酸置換を含む、請求項33から請求項113のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項117】
前記活性が赤血球細胞増殖である、請求項113から請求項115のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項118】
前記修飾型EPOポリペプチドが赤血球細胞増殖を促進する、請求項33から請求項117のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項119】
前記修飾型EPOポリペプチドが細胞生存を促進する、請求項33から請求項118のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項120】
治療用ポリペプチドまたは修飾型EPOポリペプチドが組織損傷を阻害する、請求項33から請求項119のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチド。
【請求項121】
請求項33から請求項120のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチドを暗号化するヌクレオチドの配列を含む核酸分子。
【請求項122】
請求項121に記載の複数の分子を含む核酸分子の集合。
【請求項123】
請求項121に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項124】
作動可能にプロモータに結合された核酸を含む、請求項123に記載のベクター。
【請求項125】
前記ベクターが、原核性ベクター、ウィルス性ベクター及び真核性ベクターからなる群より選択される、請求項123または請求項124に記載のベクター。
【請求項126】
前記ウィルス性ベクターが、アデノウィルス、アデノ連関ウィルス、レトロウィルス、ヘルペスウィルス、レンチウィルス、ポックスウィルス、及びサイトメガロウィルスからなる群より選択される、請求項125に記載のベクター。
【請求項127】
プロモータが、原核性プロモータ、ウィルス性プロモータ、及び真核性プロモータからなる群より選択される、請求項124から請求項126のいずれかに記載のベクター。
【請求項128】
プロモータが常時性プロモータ及び誘導性プロモータからなる群より選択される、請求項124から請求項126のいずれかに記載のベクター。
【請求項129】
請求項123から請求項128のいずれかに記載の複数のベクターを含む集合。
【請求項130】
請求項121に記載の核酸分子または請求項123から請求項128のいずれかに記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項131】
真核性細胞である、請求項130に記載の宿主細胞
【請求項132】
原核性細胞である、請求項130に記載の宿主細胞。
【請求項133】
前記細胞が修飾型EPOポリペプチドを発現させる、請求項130から請求項132のいずれかに記載の宿主細胞。
【請求項134】
請求項133に記載の細胞により産生される、修飾型EPOポリペプチド。
【請求項135】
(i)請求項121に記載の核酸分子または請求項123から請求項128のいずれかに記載のベクターを含む核酸を細胞に導入する工程と、
(ii)暗号化された修飾型EPOポリペプチドが発現される条件下において細胞を培養する工程と、
を含む、修飾型EPOポリペプチドの発現方法。
【請求項136】
前記細胞が真核性細胞である、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
前記細胞が原核性細胞である、請求項135に記載の方法。
【請求項138】
修飾型EPOポリペプチドを検出する工程をさらに含む、請求項135から請求項137のいずれかに記載の方法。
【請求項139】
薬剤学的に許容可能なビヒクル内に請求項33から請求項120または請求項134のいずれかに記載の修飾型EPOポリペプチドを含む薬剤組成物。
【請求項140】
局所、全身、または皮膚投与のために製剤化された、請求項1から請求項32または請求項139のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項141】
経口、鼻腔、経肺、口腔、粘膜、経皮、皮下、十二指腸内、直腸、非経口、静脈または筋肉内投与のために製剤化された、請求項1から請求項32または請求項139から請求項140のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項142】
前記薬剤組成物が経口投与のために製剤化された、請求項141に記載の薬剤組成物。
【請求項143】
前記薬剤組成物が静脈投与のために製剤化された、請求項141に記載の薬剤組成物。
【請求項144】
前記薬剤組成物が皮下投与のために製剤化された、請求項141に記載の薬剤組成物。
【請求項145】
前記薬剤組成物が、液剤、丸剤、錠剤、トローチ剤及びカプセル剤からなる群より選択されるいずれか1種に経口投与のために製剤化された、請求項1から請求項32または請求項139から請求項144のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項146】
前記薬剤組成物が修飾型治療用ポリペプチドの制御型放出のために製剤化された、請求項1から請求項32または請求項139から請求項145のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項147】
前記組成物が丸剤、錠剤、トローチ剤またはカプセル剤である、請求項146に記載の薬剤組成物。
【請求項148】
丸剤、錠剤またはカプセル剤が胃腸管に修飾型治療用ポリペプチドを伝達する、請求項1から請求項32または請求項139から請求項147のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項149】
前記薬剤組成物は外来のさらなるタンパク分解酵素抑制剤を含有しない、請求項1から請求項32または請求項139から請求項148のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項150】
請求項121に記載の核酸分子または請求項123から請求項128のいずれかに記載のベクターを含む薬剤組成物。
【請求項151】
活性型EPOを投与して治療される疾病または状態を有する被験者に、請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の薬剤組成物を投与することにより、被験者を治療する工程を含む方法。
【請求項152】
不活性型EPOを投与して治療される疾病または状態を有する被験者に、請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の薬剤組成物を投与することにより、被験者を治療する工程を含む方法。
【請求項153】
前記治療される疾病または状態が貧血である、請求項151に記載の方法
【請求項154】
前記貧血が、慢性炎症、腎不全及び癌からなる群より選択される障害に存在するものである、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記薬剤組成物の投与が被験者の赤血球産生を促進する、請求項151または請求項153から請求項154のいずれかに記載の方法。
【請求項156】
貧血治療のために1以上の付加薬物を被験者に投与する工程をさらに含む、請求項151または請求項153から請求項154のいずれかに記載の方法。
【請求項157】
1以上の付加薬物が、治療用ポリペプチド、リンホカイン、インターロイキン、造血細胞成長因子、ヘモグロビン、鉄及び化学療法剤からなる群より選択される、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
1以上の付加薬物が、GM−CSF、G−CSF、TPO、M−CSF、IL−1、IL−4、IL−2、IL−3、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、LIF、ヒト成長ホルモン、B細胞成長因子、B細胞分化因子、好酸性白血球分化因子及び幹細胞因子からなる群より選択される、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
治療される疾病または状態が、発作障害、多発性硬化症、脳卒中、低血圧、心臓麻痺、虚血、心筋梗塞、炎症、老化による認知機能の消失、放射線損傷、脳性麻痺、退行性神経疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、リー脳症、後天性免疫欠乏症、痴呆、記憶喪失、筋萎縮性側索硬化症、アルコール中毒、気分障害、不安障害、集中力障害、精神分裂症、自閉症、クロイツフェルト・ヤコブ病、脳または脊髄の外傷または虚血、心肺バイパス、慢性頭部不全、視力減退、毒素誘発性神経障害、糖尿病性神経病症、糖尿病性網膜病症、緑内障、網膜性虚血及び網膜外傷からなる群より選択される、請求項151から請求項152のいずれかに記載の方法。
【請求項160】
薬剤組成物が組織保護活性を有する、請求項151から請求項159のいずれかに記載の方法。
【請求項161】
薬剤組成物の投与が被験者の細胞生存を促進する、請求項151から請求項160のいずれかに記載の方法。
【請求項162】
修飾型EPOポリペプチドが配列番号3から201または配列番号247から272のいずれかに示されるアミノ酸配列を有する、請求項151から請求項161のいずれかに記載の方法。
【請求項163】
請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の薬剤組成物を被験者に投与して被験者を治療する工程を含む方法により、前記被験者は前記治療用ポリペプチドにより治療可能な疾病または状態にある方法。
【請求項164】
請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の薬剤組成物または請求項33から請求項120または請求項134のいずれかに記載のEPOポリペプチド、及び貧血治療のために1以上の付加薬物を含む複合剤。
【請求項165】
1以上の付加薬物が、治療用ポリペプチド、リンホカイン、インターロイキン、造血細胞成長因子、ヘモグロビン、鉄及び化学療法剤からなる群より選択される、請求項164に記載の複合剤。
【請求項166】
1以上の付加薬物が、GM−CSF、G−CSF、TPO、M−CSF、IL−1、IL−4、IL−2、IL−3、IL−5、IL6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、LIF、ヒト成長ホルモン、B細胞成長因子、B細胞分化因子、好酸性白血球分化因子及び幹細胞因子からなる群より選択される、請求項165に記載の複合剤。
【請求項167】
請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の薬剤組成物または請求項33から請求項120または請求項134のいずれかに記載のEPOポリペプチドと、
発作障害、多発性硬化症、脳卒中、低血圧、心臓麻痺、虚血、心筋梗塞、炎症、老化による認知機能の消失、放射線損傷、脳性麻痺、退行性神経疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、リー脳症、後天性免疫欠乏症、痴呆、記憶喪失、筋萎縮性側索硬化症、アルコール中毒、気分障害、不安障害、集中力障害、精神分裂症、自閉症、クロイツフェルト・ヤコブ病、脳または脊髄の外傷または虚血、心肺バイパス、慢性頭部不全、視力減退、毒素誘発性神経障害、糖尿病性神経病症、糖尿病性網膜病症、緑内障、網膜性虚血、または網膜外傷の治療のための1以上の付加薬物と、
を含む複合剤。
【請求項168】
2以上のEPOポリペプチドを含み、少なくとも一つの前記EPOポリペプチドは、請求項33から請求項120または請求項134のいずれかに記載のEPOポリペプチドからなる群より選択される、請求項164から請求項167のいずれかに記載の複合剤。
【請求項169】
治療用ポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項170】
治療用ポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための薬剤を製剤化するための請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項171】
活性型EPOポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項172】
不活性型EPOポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項173】
活性型EPOポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための薬剤を製剤化するための請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項174】
不活性型EPOポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための薬剤を製剤化するための請求項1から請求項32または請求項139から請求項150のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項175】
前記疾病または状態が貧血である、請求項171または請求項173に記載の使用。
【請求項176】
前記貧血が、慢性炎症、腎不全及び癌からなる群より選択される障害に存在するものである、請求項175に記載の使用。
【請求項177】
前記疾病または状態が、発作障害、多発性硬化症、脳卒中、低血圧、心臓麻痺、虚血、心筋梗塞、炎症、老化による認知機能の消失、放射線損傷、脳性麻痺、退行性神経疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、リー脳症、後天性免疫欠乏症、痴呆、記憶喪失、筋萎縮性側索硬化症、アルコール中毒、気分障害、不安障害、集中力障害、精神分裂症、自閉症、クロイツフェルト・ヤコブ病、脳または脊髄の外傷または虚血、心肺パイパス、慢性頭部不全、視力減退、毒素誘発性神経障害、糖尿病性神経病症、糖尿病性網膜病症、緑内障、網膜性虚血及び網膜外傷からなる群より選択されるものである、請求項170から請求項174のいずれかに記載の使用。
【請求項178】
前記薬剤組成物が組織保護活性を有するものである、請求項170から請求項177のいずれかに記載の使用。
【請求項179】
薬剤学的に許容可能なビヒクル内に修飾型治療用ポリペプチドまたはポリペプチドの活性断片を含む薬剤組成物であって、
(i)修飾型治療用ポリペプチドが、未修飾型治療用ポリペプチドと比べて2以上のアミノ酸置換を含み、
(ii)少なくとも一つのアミノ酸置換が、未置換の治療用ポリペプチドと比べてタンパク質分解に一層高い抵抗性を示す修飾型治療用ポリペプチドを提供し、
(iii)未修飾型治療用ポリペプチドは少なくとも一つの糖化部位を含み、
(iv)少なくとも一つのアミノ酸置換は治療用タンパク質の天然糖化部位を除去し、
(v)ポリペプチドが活性断片である場合、活性断片がタンパク質分解に対する増強された抵抗性を示す修飾を含む、薬剤組成物。
【請求項180】
前記修飾型治療用ポリペプチドが、全ての天然糖化部位が除去される1以上の修飾を含む、請求項179に記載の薬剤組成物。
【請求項181】
前記修飾型治療用ポリペプチドがサイトカインである、請求項179または請求項180に記載の薬剤組成物。
【請求項182】
前記治療用ポリペプチドが、エリスロポエチン(EPO)、インターロイキン−1β(IL−1)、インターロイキン−2(IL−2)、インターロイキン−3(IL−3)、インターロイキン−4(IL−4)、インターロイキン−5(IL−5)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−9(IL−9)、インターフェロン−β(IFN−β)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、顆粒球・大食細胞コロニー刺激因子(GM−CSF)、大食細胞・コロニー刺激因子(M−CSF)、トロンボポエチン(TPO)、白血球抑制因子(LIF)、幹細胞因子(SCF)、オンコスタチンM(OSM)及び血管内皮成長因子(VEGF)からなる群より選択される、請求項179から請求項181のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項183】
前記修飾型治療用ポリペプチドが治療用ポリペプチドの前駆体形態である、請求項179から請求項182のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項184】
前記修飾型治療用ポリペプチドが治療用ポリペプチドの成熟形態である、請求項179から請求項182のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項185】
前記修飾型治療用ポリペプチドがエリスロポエチン(EPO)ポリペプチドである、請求項179から請求項184のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項186】
前記ポリペプチドがEPOであり、未修飾型ポリペプチドの成熟形態は配列番号2または237に示されるアミノ酸配列を有するか、あるいは、配列番号2または237に示される配列を有するポリペプチドと少なくとも、または、少なくとも約60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくはそれ以上の配列同一性を有するその対立遺伝子型、種間変異体、または他の変異体であり、前記活性断片が修飾を含む、請求項185に記載の薬剤組成物。
【請求項187】
前記1以上のアミノ酸置換は、P2S、P2A、P3S、P3A、R4H、R4Q、L5I、L5V、C7S、C7V、C7A、C7I、C7T、D8Q、D8H、D8N、R10H、R10Q、L12V、L12I、E13Q、E13H、E13N、R14H、R14Q、Y15H、Y15I、L16I、L16V、L17I、L17V、E18Q、E18H、E18N、E21Q、E21H、E21N、E23Q、E23H、E23N、C29S、C29V、C29A、C29I、C29T、E31Q、E31H、E31N、L35V、L35I、E37Q、E37H、E37N、K20Q、K20T、K20N、P42S、P42A、D43Q、D43H、D43N、K45Q、K45T、K45N、F48I、F48V、Y49H、Y49I、W51S、W51H、K52Q、K52T、K52N、R53H、R53Q、M54V、M54I、E55Q、E55H、E55N、E62Q、E62H、E62N、W64S、W64H、L67I、L67V、L69V、L69I、L70I、L70V、E72Q、E72H、E72N、L75V、L75I、R76H、R76Q、L80V、L80I、L81I、L81V、P87S、P87A、W88S、W88H、E89Q、E89H、E89N、P90S、P90A、L91I、L91V、L93V、L93I、D96Q、D96H、D96N、K97Q、K97T、K97N、L102V、L102I、R103H、R103Q、L105I、L105V、L108I、L108V、L109I、L109V、R110H、R110Q、L112V、L112I、K116Q、K116T、K116N、E117Q、E117H、E117N、P121S、P121A、P122S、P122A、D123Q、D123H、D123N、P129S、P129A、L130V、L130I、R131H、R131Q、D136Q、D136H、D136N、F138I、F138V、R139H、R139Q、K140N、K140Q、L141I、L141V、F142I、F142V、R143H、R143Q、Y145H、Y145I、F148I、F148V、L149I、L149V、R150H、R150Q、K152Q、K152T、K152N、L153I、L153V、K154Q、K154T、K154N、L155V、L155I、Y156H、Y156I、E159Q、E159H、E159N、R162H、R162Q、D165Q、D165H、D165N、R166H、及びR166Qからなる群より選択されるいずれか1種に対応する、請求項185または請求項186に記載の薬剤組成物。
【請求項188】
前記修飾型治療用ポリペプチドが、N24、N38及びN83の糖化部位におけるアミノ酸修飾を含む、請求項185から請求項187のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項189】
前記修飾がN24H、N38H及びN83Hからなる群より選択されるアミノ酸置換である、請求項188に記載の薬剤組成物。
【請求項190】
前記修飾がN24K、N38K及びN83Kからなる群より選択されるアミノ酸置換である、請求項188に記載の薬剤組成物。
【請求項191】
記修飾型治療用ポリペプチドが、修飾型治療用ポリペプチドと同じ条件下において産生された未修飾型治療用ポリペプチドの1以上の活性を維持する、請求項179から請求項190のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項192】
修飾型治療用ポリペプチドが、変化した免疫原性、糖化、カルボキシル化、水酸化、ハシル化、カルバミル化、硫化、リン酸化、酸化、PEG化、または修飾型EPOポリペプチドのタンパク質分解酵素抵抗性に寄与する1以上の付加的なアミノ酸修飾を含む、請求項179から請求項191のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項193】
1以上の付加的なアミノ酸修飾が治療用ポリペプチドの非天然糖化部位に付加された、請求項192に記載の薬剤組成物。
【請求項194】
経口、鼻腔、経肺、口腔、粘膜、経皮、皮下、十二指腸内、直腸、非経口、静脈または筋肉内投与のために製剤化された、請求項179から請求項193のいずれかに記載の薬剤組成物。
【請求項195】
治療用ポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための請求項179から請求項194のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項196】
治療用ポリペプチドにより治療可能な疾病または状態を治療するための薬剤を製剤化する請求項179から請求項194のいずれかに記載の組成物の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2010−510794(P2010−510794A)
【公表日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−538771(P2009−538771)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【国際出願番号】PCT/GB2007/004520
【国際公開番号】WO2008/065372
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(509121835)ハナル ファーマシューティカル カンパニー リミテッド (6)
【Fターム(参考)】